「巨大地震の震源域内にある」「海岸に近い」という立地ハンデを乗り越え
人命確保と製品供給継続を実現するためC-BCMと呼ぶ独自のリスクマネジメントを推進しています。
C‐BCM:Cataler-Business Continuity Management
いつ起こるか分からない大地震に備えハード、ソフト両面で対策を行っています。
ハード面では従来からの建物・設備の耐震補強や落下物対策、タンク類からの危険物漏洩対策に加え2014年には当社専用防潮堤の設置を完了しました。
それ以外にも事業継続に欠かせない情報システムのバックアップや帰宅困難時のための食料備蓄を整えています。
ソフト面では津波避難訓練や防災訓練に加え災害時の情報処理能力を高めるためのシミュレーション訓練を継続し、有事への対応を万全にするための活動を進めています。
「不良品を作らない工程作り」「故障しない設備づくり」「失敗しない業務プロセスの構築」に全社を挙げて取り組むために、2012年からC-QIC(Cataler–Quality Innovation Challenge)活動を展開しています。C-QICとは、SDCAをまわして、「製品の質」と「仕事の質」を継続的に改善する手段です。
当社は「SDCA」から、さらに「PDCA」をまわし仕事の質を高めています。
自分の仕事を完結させるためには、前・後の仕事とのつながりを満足させるように業務プロセスを標準化する。
実施者のスキルに応じて作業手順を細分化 ⇒ WISDOM、作業要領書の作成
(注:Work Instruction Sheet for Divisioal Operation Management=スタッフの作業要領書)
このプロセスの熟練・熟知者をマスター登録 ⇒ 経験・カンコツの顕在化
細分化作業の良品条件・判断基準を明示化し、常に手順・運用の確かさを監視・更新 ⇒ WISDOM、作業要領書の進化
仕事の成果はもちろんのこと、手戻り、仕事の経過も評価して、問題を起こした業務の真因対策を実施します。
更に、問題を起こした業務のしくみを構築した仕事についても問題解決、課題対応を行います。