イベント情報

Update:2017.05.13

展示会

自動車技術展:人とくるまのテクノロジー展2017横浜

日程
2017年5月24日(水)~26日(金)
会場
パシフィコ横浜・展示ホール

自動車技術展:人とくるまのテクノロジー展2017横浜

 

人とくるまのテクノロジー展2017 キャタラー特設サイト:https://www.cataler.co.jp/aee2017/

世界に向けて最新技術・製品を発信 自動車技術者のための国内最大の技術展。

人とくるまのテクノロジー展は、自動車業界の第一線で活躍する技術者・研究者のための自動車技術の専門展として1992年に始まりました。自動車産業の技術革新へのあくなき挑戦とともに歩みを進め、現在では国内でも有数の出展規模を誇り、多くの皆様のご支持を頂く展示会に成長しています。

【キャタラーの紹介】

1967年、高度成長期の真っただ中、キャタラーは産声を上げました。京都議定書の30年前、環境問題が声高に叫ばれる前夜、私たちの挑戦はすでに始まっていたのです。以来50年間、触媒の研究と開発に挑み続け、その技術と実績は広く世界に認められるまでになりました。「持続可能な循環型社会をつくる」こと、「未来の子供たちのためにクリーンな地球を護り続ける」ことが、私たちの目指すゴールです。

CATALER was born in 1967, amid a high economic growth. Our challenge had already begun before the environmental problem was highly publicized, 30 years ahead of the Kyoto Protocol. We’ve challenged R&D for the catalyst for 50 years and gained world recognition for our technology and performance. Our goal is to “Create sustainable recycling society” and “Keep Earth clean for the hopeful children.”

【出展情報】

■GPF触媒(4way触媒)/ ■燃料電池用電極触媒 / ■新酸素吸蔵材料(pCP)/ ■SCR-Filterシステム / ■低濃度VOC除去シート ■二輪車・マリン 汎用向け触媒 など 

【見どころ】

■Coated GPF
近年、燃費向上のためガソリン直噴エンジンが普及しています。それに伴い、欧州をはじめ各国で排ガスに対する規制強化がスタートしました。欧州では、2014年9月より、ガソリン直噴エンジン車を対象に、排気微粒子数(PN=Particulate number)6.0×1012個/km 以下という規制(=Euro6)がスタートし、2017 年9 月以降、PN の規制値はさらに強化され、PN(6.0×1011個/km以下)となります。当社では、これらの規制をクリアするための研究開発を進めており、PM(Particulate Matter:排気微粒子)捕集機能を有するフィルター基材(=GPFに、3way触媒浄化機能を付与した“GPF 触媒(Coated GPF )”の量産技術を確立しました。

Coated GPF
Euro6 regulates PN for gasoline direct injection engine car. It’s going to be stricter from Sep. 2017 to 6.0×1011 particles/km or less. We’ve conducted R&D to clear it and established mass production technology of filter substrate which has collecting PM function.

詳しくはこちら > https://www.cataler.co.jp/aee2017/gpf/

 

■燃料電池用電極触媒  
2014年12月、トヨタ自動車より発売開始された世界初の量産型FCV “ミライ”には、当社の電極触媒が搭載されています。当社が開発した燃料電池用電極触媒は白金(Pt)と、燃料である水素(H2)、そして、酸素との反応性を高めることに成功しました。この技術は、ミライの性能向上、コスト低減、および量産型燃料自動車の信頼性向上に大きく貢献しました。

Fuel Cells Electrode Catalyst
Our electrode catalyst is equipped with TOYOTA “MIRAI” the world first mass-produced FCV. We’ve improved reactivity of Pt, H2 for fuel and O2. It has contributed significantly to improve performance and reduce cost of MIRAI, and to gain trust in the fuel cell car.

詳しくはこちら > https://www.cataler.co.jp/aee2017/fc/

 

■新酸素吸蔵材料(pCP) ※当社開発材料
CeO2-ZrO2 固溶体(CZ)は、自動車用三元触媒において排気ガス中の酸素を吸蔵放出し、触媒浄化活性を維持する機能を持っています。しかし、従来の材料を用いた三元触媒では、CZ の酸素吸蔵量を超える酸素が急激に流入すると「貴金属が酸化により失活」してしまい、大量のNOx が排出される課題がありました。当社では、この課題を解決することが、自動車メーカーから求められている“NOx 排出を低減する技術”のキーデバイスと捉え、CZの「酸素吸蔵・放出速度」に着眼しました。そして、従来材料とは“酸素吸蔵特性”が異なる、新酸素吸蔵材料の開発に成功しました。本材料は従来材料に比べ、酸素の吸蔵速度が“遅い”ことに加え、高容量の吸蔵特性があります。つまり、従来の三元触媒でも、この新材料を添加することで“酸素濃度変動時の活性領域を拡大し、NOx 排出量を抑制する”ことが可能になりました。この技術は、日本化学会 化学技術賞2015及び日本セラミック協会技術賞2016を受賞しました。

New oxygen storage material
CeO2-ZrO2 keeps catalyst purification activity by O2 storage/release. Our 3-way catalyst emitted a lot of NOx by deactivation due to oxidized PGM if quick O2 flow is over storage capacity. We focused on “O2 storage/release speed” to reduce NOx emission and have developed the slow speed-high volume type. Now our 3-way catalyst can control NOx emission with the new material. 

詳しくはこちら > https://www.cataler.co.jp/aee2017/pcp/

 

■SCR-Filterシステム(SCR触媒+DPF)
ディーゼルエンジン搭載車両において、世界的に厳しくなるNOx 排出規制に対し、尿素添加NOx 選択還元触媒(=SCR触媒 : ディーゼルエンジンの排気中の窒素酸化物(NOx)を浄化する)の技術開発が求められています。また、煤(すす)を排出するディーゼルエンジンにおいては、ディーゼル微粒子捕集フィルター(=DPF:ディーゼルエンジンの排気ガス中の粒子状物質を漉し取り軽減させるフィルター)での煤浄化も、必須のシステムとして車両に搭載されています。つまり、ディーゼルエンジン車の規制をクリアするためには「SCR 触媒」と「DPF」が必要不可欠です。一方、限られている車両空間を有効活用するために「SCR 触媒」と「DPF」の機能を一体化し、触媒の「搭載スペースをコンパクトにする」というニーズが高まりつつあります。このニーズに対し、当社では「DPF の通気抵抗を増大させる事無く、ウォッシュコートする技術」を確立し、ディーゼルエンジンの特性を損なわない触媒(=SCR-F触媒 )を開発しました。

詳しくはこちら > https://www.cataler.co.jp/aee2017/scr-f/

 

イベント名 自動車技術展:人とくるまのテクノロジー展2017横浜
開催日程 2017年5月24日(水)~26日(金)
開催時間 ・24日(水) 、25日(木) 10:00-18:00
・26日(金)           10:00-17:00
会場名 パシフィコ横浜・展示ホール
住所 神奈川県横浜市西区みなとみらい1−1−1 MAP
問い合わせ先 株式会社大成社
(HP) http://www.taiseisha.co.jp
メール・電話 (電話)03-5542-0811(電話)03-5542-0811
主催者 公益社団法人自動車技術会
備考

(来場対象者)

自動車,部品,車体メーカの設計/研究/実験/開発の技術者・研究者,生産技術・品質管理/技術管理/購買部門の担当者,公的研究機関の技術者・研究者,自動車周辺企業の技術関係者,大学/専門学校/工業高校の教職員・学生など