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2020年4月1日、本社デミング賞受賞記念ホールにて、2020年度入社式を開催しました。

26名の新しい仲間を迎え、従業員数が1,077名となりました。

 

▼代表取締役社長砂川博明の冒頭の挨拶

新入社員の皆さん、入社おめでとうございます。皆さんを本日ここに迎えることができて大変うれしく思います。現在世界的な新型コロナウィルスの蔓延の中で、今日まで不安な日々を過ごされてきたかと思います。

 

当社では社員の安全、安心を確保するため、大規模なイベントの中止や開催方法の見直し、社内の消毒などの対策を全社員で実施しておりますので安心してください。
その一環として、例年ならこの入社式には300名を超える社員で皆さんを盛大にお迎えしておりますが、今回は役員と労働組合執行部のみの参加となりましたことをご理解ください。
ただ私たちにとっても、若々しく活力にあふれた皆さんを仲間として迎えるという、1年で一番楽しみな日であることにかわりはありません。
多くの就職先候補の中から、キャタラーを選択し、厳しい採用試験を乗り越え、この日を迎えられた皆さんの努力と期待に応えるため、我々もベストを尽くします。

 

近年自動車業界では、電動化・知能化・情報化が注目技術になっており、100年に一度の大転換期と言われています。キャタラーでは電動化というゲームチェンジを予め予測して、研究開発拠点『ARK Creation centre』の稼働や新規ビジネスの企画など先手を打ってきました。新たな顧客価値を創造して、自動車触媒以外の収益基盤を確立していきたいと思います。もちろん、皆さんにも変革のチームに加わっていただきたいと思います。

「変革」と言えば、一昨年に当社は「デミング賞大賞」という、経営を含めた総合品質管理に優れた企業に与えられる賞を受賞しました。社員全員が参加し、当社が50年先を見据えてさらに「飛躍」するために、様々な仕組みづくりにチャレンジした結果が認められたものです。

 

新入社員の皆さんには，キャタラー流品質経営のDNAをC-HAM(Cataler-Human-Asset-Management)という人財育成システムを使って、キャタラーで働くために必要な知識やスキルのインプットを今日から開始します。

 

さてここで、私から皆さんへの期待を、３つお話ししたいと思います。

①「楽しむ」
之を知るもの　之を好むものに如かず。之を好むもの　之を楽しむものに如かず。
（物事をよく知っている人も、物事が好きな人には勝てない。物事が好きな人も、物事を楽しむ人には勝てない。）
仕事を好きになってください。そのためにまず、キャタラーを好きになって下さい。会社生活を楽しめる人になってください。世界に通用する一流のプロフェッショナルを、楽しみながら目指してください。

 

②「コミュニケーション」と「チームワーク」
どんな優秀な人も仕事は一人では完結できません。皆さんから先輩・上司に挨拶したり、質問したりして、積極的にコミュニケーションを図りながら、その能力を高めてください。これから出会うグローバルキャタラーの仲間たちともチームワークを築き、キャタラーの新しい時代を切り拓いてください。

 

③「安全・健康」
常に臆病者と呼ばれる勇気を持って、判断・行動してください。行動する前に少しでも不安を感じたり、危ないかなと思ったときには、「手を出さない、動かない、立ち止まる」こと。仕事は，ダイナミックに、アグレッシブにやってもらいたいのですが、安全については、今日から、細心の注意を払って行動する、臆病者になってください。

 

最後に『ワークライフバランス』についてお話しします。
今年度の会社方針のトップに「働き方改革活動」を掲げ、社員一人ひとりのワークライフバランスの実現に向けて全社で取り組んでいます。皆さんが健康でイキイキと活躍できる魅力ある会社をつくるため，当事者意識をもって一緒に取り組んでいただきたいと思います。

 

皆さんが、キャタラーの一員として、すくすくと成長して大活躍し、この大転換期を鮮やかに乗り切ると同時に、皆さん一人ひとりの人生の夢を実現し、明るく健康で，実りある人生を送られますことを祈念し、私の歓迎の挨拶といたします。