環境経営
地球環境そのものが私たちの大切な経営基盤です。キャタラーは豊かな21世紀社会に貢献するため、環境技術を追求しています。企業活動を通じて環境保全に貢献することはもとより、お客様をはじめステークホルダーに環境価値を提供するとともに、豊かで持続可能な社会を次の世代に引き継ぐため、グループ全体で努力を続けてまいります。
二酸化炭素(CO2)削減の
取り組み
キャタラーでは環境活動の一環として、省エネ分科会でCO2削減に取り組んでいます。主要なお客様より要求されている取り組み目標(製品の原単位※としての削減量)は既に到達しています。CO2削減に大きな効果があった取り組みは次の通りです。
※原単位:一定量の生産物をつくるために使用する、または排出するモノや時間の量
自動車用触媒の生産工程における熱処理温度の変更
触媒の生産工程では従来、触媒層を形成する度に500℃程度の焼成をしていましたが、焼成は最終工程のみとし、途中工程は乾燥(100℃程度)のみで完了させる工法に変更しました。この工法について性能確認を完了し、お客様の承認を得ることができました。
今後の取り組み
材料加工の工程で、従来の1/10以下の水分量で済む工法の開発を行っています。この工法で熱処理工程が効率化し、工程全体のCO2排出量の10%程度の削減を予定しています。
環境負荷低減の取り組み
材料調達から生産段階を経てお客様へ出荷するまでの全ての工程において、化学物質の一貫した管理体制をとっています。また、製品の設計段階から環境負荷物質を管理するため、製品品番ごとに環境影響評価も行っています。
環境負荷の軽減における
基本的な考え方と取り組み
(CO2排出量・有害物質・廃棄物・資源やエネルギー使用の低減・排水の浄化処理など)
- ※PRTR (Pollutant Release and Transfer Register)
- 毎年、どんな化学物質が、どこから、どれだけ排出されているか知るためのしくみ。詳しくはこちら (経済産業省:PRTR制度 対象化学物質)
- ※ゲート会議
- 次の工程に移行する前に実施している会議。次の工程へ進めるための基準を満たしているかを判断しています。
環境コンプライアンス
環境負荷物質の使用と取り扱いを制限しているキャタラーには、原材料に規約対象物質が含まれないことを確認する仕組みがあります。購入品についても、特に材料などにお客様指定の使用禁止物質などが含有されていないことを設計段階から確認。関連法規(化学物質排出把握管理促進法、労働安全衛生法など)を調査して社内に周知し、事前に対策を施しています。また、環境事故を未然に防止するため、社内で異常・苦情を受け付けるほか、環境保全分科会などによる社内環境巡視を定期的に実施しています。加えて、情報共有と情報交換を図るため、お客様が行う環境活動にも積極的に参加。法令や県・市の条例、協定に基づき、環境データの定期報告を実施し、さらには規制値を大幅に下回る自主基準値も定めて遵守しています。
キャタラーの
自主的な環境負荷低減目標
横にスワイプ→で表をご覧いただけます。
(単位)mg/l
| 項目 | 水質 汚濁 防止法 |
自主 基準値 |
22年度 実績 |
21年度 実績 |
20年度 実績 |
|---|---|---|---|---|---|
| 浮遊物質量 (SS) |
150 | 15 | 0.1 | 1.0未満 | 1.2 |
| 化学的酸素 要求量(COD) |
120 | 10 | 2.4 | 2.4 | 3.2 |
| 生物化学的 酸素要求量 (BOD) |
120 | 10 | 0.8 | 1.4 | 0.5未満 |
| アンモニア等 化合物 |
100 | 70 | 31.5 | 22.0 | 46.0 |
環境負荷低減に関する
2030年目標
環境教育
キャタラーの製品は大気汚染防止などの環境保全に貢献しています。キャタラーでは、最終製品だけではなく、製品を開発・生産する工程においても環境問題を引き起こさないよう、グループ全体で環境事故防止に力を入れて活動しています。社内で働く従業員が ISO14001 環境マネジメントシステムと、キャタラーの取り組みを学ぶための環境教育を義務付け、次のような教育や講演会などを実施しています。
- ・新入社員(キャリア採用含む)向けの環境基礎教育
- ・定期的に実施するリフレッシュ教育
- ・環境各分科会における勉強会
- ・ISO14001の内部監査員教育
- ・毒物劇物管理責任者教育等の法令に対応した教育
- ・その他、外部講師を招いての講演会
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- 環境リフレッシュ 教育風景
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- 内部環境監査員 教育風景
ステークホルダーとの環境交流
キャタラー独自の環境保全活動のほかに、ステークホルダーとの交流や認識共有を目的とした活動を行っています。「安全・環境について考える会」では、仕入れ先様や構内作業をされるサプライヤーをお招きし、互いの活動事例の紹介を取り入れた意見交換会を実施しています。この会は2007年から実施し、毎年2回の開催で定例化しています。2019年にはサプライヤー84社が参加するなど、充実した内容となっています。
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- 安全と環境を考える会
地域との交流では、地元である静岡県西部地域のイベントや催し物で、理科教室(出前授業)を開催しています。この理科教室では、環境汚染の問題や枯渇資源、キャタラー製品、次世代モビリティの走る仕組みなどを座学だけではなく、実験を通じて体験してもらい、子供たちに環境保全の重要性を伝えています。
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- 安全と環境を考える会
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- 理科教室(出前授業)
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環境経営
企業が持続的に発展していくために、地球環境と調和した経営を行っていくという概念。キャタラーは、製品を通じた環境負荷削減だけではなく、その製品の研究から生産まで、すべての工程において環境への配慮を徹底しています。